近年、厚底スニーカーが流行の中心にあり、ハイテクスニーカーを得意とするナイキや、厚底スニーカーに定評があるフィラ、スケッチャーズのスニーカーが市場で注目されています
しかしながら、流行りのアイテムは高い爆発力をもっていますが、すぐに廃れてしまうイメージがあり、厚底スニーカーもどれだけ流行りの中心にいるのか疑問が残ります。
そこでこちらでは、厚底スニーカーの流行はいつまで続くのか?
をテーマに、厚底スニーカーが人気の理由や今おすすめの厚底スニーカーのブランド等々、厚底スニーカーに関して思う事をご紹介していきます。
なぜ厚底スニーカーは人気?
近年厚底スニーカーは流行の中心にいますが、流行は繰り返すのは必然で、実は1990年代後半でも厚底スニーカーは非常に高い人気を誇っていました。
その時は、「ギャル」が流行り派手なモデルを好む女性が多く、足元にインパクトがある厚底スニーカーが注目されたのです。
その時に大きな恩恵を受けたのが、1998年に日本にアキレスと提携し進出してきた「スケッチャーズ」。
そして現在、厚底スニーカーは流行の中心にありますが、周りを見渡しても当時の様な「ギャル」を見受ける事は少ないのではないのでしょうか。
今回厚底スニーカーが流行の中心になっているのは、1990年代後半の理由とは全く異なります。
私が思う今回厚底スニーカーが流行の中心にあるのは以下の2つの理由ではないのかと感じます。
・スニーカー「文化」になった事で足元にインパクトある厚底スニーカーに注目が集まった
・韓国ファッションが一気に流行した事で、韓国で人気のボリューミーなスニーカーに注目が集まった。
この二つの理由に、脚長効果がある事も後押しして、女性を中心に厚底スニーカーは一気に流行の中心になったのではないのでしょうか。
では次から、この厚底スニーカーが人気なった理由の2つを詳しくご紹介していきます。
足元にインパクトを与える厚底スニーカーは流行るのは必然!
長らく続くスニーカーブームですが、現在はブームを超え「文化」となりつつあります。その事で、コーデを「足元」から考える人も多く増えてきたのではないのでしょうか。
「おしゃれは足元から」という言葉もある様に、選ぶスニーカーのスタイルやカラーを基にコーデを考えるの非常に良い傾向だと思います。
その中で、足元を印象的に演出し足長効果等の恩恵を受ける事ができるダッドスニーカーや厚底スニーカーが注目されるのは必然といえます。
さらに、インパクト重視でだけではなく、汎用性重視で厚底スニーカーを選べるなど、現在の厚底スニーカーは種類が多く選び方が豊富なのも流行の波を加速させた要因です。
また良くも悪くもノーブランドの厚底スニーカーも発売されているのも、選択の幅を広げている要因となっており、人気を後押ししております。
この様に選べる幅が広いというのは、スニーカーというコンテンツが非常に大きくなっているからこその恩恵なのです。
厚底スニーカーの流行には「韓国」が関係している!
長らく続くスニーカーブームの中で、注目された厚底スニーカーですが、ブームを加速させた要因には「韓国」が大きく関係しています。
現在若い女性の間では韓国のファッションが高い人気を得ており注目されています。
その韓国でもスニーカーのブームが起きており、その中でも厚底スニーカーは若い女性を中心に高い人気を得ているのです。
さらに、韓国はイタリア発のスポーツブランド「fila」を買収し、韓国の若者向けの厚底スニーカーを発売しました。
フィラのネームバリューとおしゃれなスタイルが合わさった厚底スニーカーは韓国でも一躍人気になり、日本でも高い人気を得る事に成功しています。
また、日本ではメレルやイフミーを展開する実績あるメーカー「丸紅」がフィラを展開した事も、大きな人気を得る要因の一つになったのではないのでしょうか。
国内での韓国のファッションの流行に、韓国の人気ブランドフィラの高い人気も重なり、厚底スニーカーは注目されていったのです。
厚底スニーカーの人気はまだ続く?
スニーカー文化や韓国の影響から流行の中心となった「厚底スニーカー」。では厚底スニーカーの人気はまだまだ続くのでしょうか?
私はまだ流行は続くと考えています。理由は、主要都市で人気が高まってきたなという印象と、地方にようやく波がきたなという2つの印象があるからです。
これからの流れとしては、主要都市においては厚底スニーカーの流行は徐々に減少し、地方には遅れて流行の波がきます。
ですので、厚底スニーカーが売れる時期は2022-2024年辺りまでではないのかと私は考えます。
厚底スニーカーが一過性の流行りではなく、「文化」となれば息が長い人気アイテムになると思いますが、現実的にそうは”なりにくい”のではないのかと私は考えます。
2つの不安要素
なぜ厚底スニーカーは息が長いコンテンツになりにくいのか。私が考える理由が、厚底スニーカーの真逆の存在ともいえる「ローテクスニーカー」が最近、再評価されているからです。
ローテクスニーカーはどこでも購入できるイメージがありますが、、、
ローテクスニーカーの代表格「コンバース・オールスター」が販売店を制限したことによりローテクモデルのブランド価値が向上
スニーカーの「多様化」を望む声が強くなっていて、あらゆる場面で使いやすいローテクスニーカーが注目されている
といった理由から、厚底スニーカーよりローテクスニーカーを選ぶユーザーが増えはじめています。
また厚底スニーカーのブームが長続きしない不安要素はローテクスニーカーが再評価されてはじめているだけではなく、、、
厚底スニーカーの中心ブランド「フィラ」を取り扱っている韓国のイメージが、国際的な問題で悪くなっているので、一気に厚底スニーカーのブームが終焉を迎えるなんて事も。
しかしながら、各メーカーやECサイトを見ても厚底スニーカーはまだまだ勢いがあるアイテムです。
脚長効果も期待できるアイテムですし、多くのコーデに対応できるモデルも発売されているので、厚底スニーカーが気になる人は選ぶ数が多い今のうちがおすすめといえます。
今抑えておきたい厚底スニーカーは”fila”?厚底スニーカー選ぶ際は何センチの厚さがおすすめ?
今スニーカーの流行の中心的な存在である「厚底スニーカー」。では今抑えておきたい厚底スニーカーのブランドはどこでしょうか。
[流行にピッタリなアイテムはやはり”fila”が安定]
今現在抑えておきたい厚底スニーカーのブランドはやはり「fila」です。
厚底のソールとアッパーのデザイン性の相性が良く、種類も「ディスラプター」を中心に、カジュアルなラインからスタイリッシュなラインまで幅広く発売しています。
また人気のディスラプターにおいては、コーデの「ハズシ」としても使える事から、汎用性が高いので、迷った時の選び方ができるのは非常に嬉しいポイントといえます。
[流行に左右されづらいナイキも注目]
またフィラと合わせてチェックしておきたいのが「ナイキ」です。ナイキは「ハイテクスニーカー」を多く発売しており、ボリューミーなスニーカーを多く展開しています。
さらに、ブランド価値の高さもあるので、「厚底スニーカー」という流行に左右されずに安定して履く事が可能です。
その中でもおすすめなのが、エアマックスとエアフォースです。
エアマックスはランニングスタイルを採用したモデルで、エアマックス90はモダンな雰囲気があり、エアマックス95はダッドスニーカーな雰囲気がありおすすめです。
エアフォースはカジュアルなイメージが強いのですが、選ぶカラーによってスタイリッシュな履きこなしが可能です。
[厚さは5cmが安定していてバランスが良い]
また厚底スニーカーの厚さは5cmを基準に選ぶ事をおすすめします。5cmの厚さでもインパクトを与える事ができますし、脚長効果と見た目のバランスが良い為です。
10cm級の厚さになると完全にインパクト重視です。足元をよりおしゃれにかっこよく演出したい人におすすめといえるのではないでしょうか。
最後に
今後、厚底スニーカーはどうなってくのかは正直なところ分かりません。
私個人としては一過性な波がある流行だと思いますし、なにより韓国ブランドの不安定さがあるので、状況によっては一気に衰退するのではないのかと思います。
しかし凄い勢いで人気を獲得し続けているカテゴリですし、「足元のインパクト」や女性に嬉しい「脚長効果」がある事から、息が長いカテゴリになる事も否定はできません。
スポーツ業界でもタウンスニーカーでも注目されている「厚底スニーカー」。今後どの様な流れを辿るのか非常に興味深いカテゴリの一つといえます。